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「ピノキオ」

 

1940年に公開されたディズニー映画「ピノキオ」。

白雪姫に続くディズニー長編アニメーションの第2作目として公開され、大ヒットを記録しました。
また、ピノキオの名曲「星に願いを」はディズニーを代表する名曲ですよね。

さて、「ピノキオ」にはまったく喋らないキャラクターがいます。
当初はセリフがあったにも関わらず、ウォルト・ディズニーの意向により、

なんとセリフが全てカットされてしまったのです。
一体、セリフを全てカットされたキャラクターとは誰なのでしょうか?

正解は、、、

悪役ファウルフェローの子分でもあるギデオン。

かなりドジな性格が特徴的で、悪役なのにどこか憎めないかわいらしいキャラクターです。
映画の中では、しゃっくりをする以外まったく喋ることがないギデオンですが
実は当初はセリフも用意されていたのです。

セリフが収録済みだったものの、ウォルト・ディズニーがセリフを喋らないキャラクターが必要と考え、
ギデオンのセリフが全てカットされてしまいました。

セリフをカットされて、残ったのはしゃっくりだけ。
確かに、喋らないキャラクターがいてもいいですよね。

ピノキオの原作はご存知ですか?
カルロ・コッローディ原作の物語『ピノッキオの冒険』です。
原作もハッピーエンドで終わると思いきや、ディズニー版とは違いかなり残酷なバッドエンドです。
原作の内容をざっくり教えます。

「おはよう。やあ、ピノキオ君じゃないか」

「なんで僕の名前を知っているの?」

ピノキオの前に突如現れた猫とキツネ

彼らはピノキオが知り合いから貰った金貨をだまし取ろうと目論んでいた

猫とキツネはピノキオを儲け話で誘い出し、暗い森におびき寄せる

「あっ、おいはぎだ!」

「さあ、金を出せ!わたさんとおまえを殺したあとで、親父も殺すぞ!」

強盗を装った猫とキツネは脅迫するが、ピノキオは金貨を口の中に隠し抵抗

「さあ、すぐに吐き出せ!」

そういうとふたりは剃刀のように切れ味のいい大きなナイフを抜き…ぐさっと、ピノキオの体につき立てた

「それじゃあ」

「つるすとするか!」

「ああ、お父さん!父さんがここにいてくれたら!」

それきり、ピノキオは目を閉じ、口を開けて、足をだらりとたらしたかと思うと全身を震わせて、かたくなってしまった。

そうなんです。
ピノキオは最後殺されてしまうんです、、、

しかし、当時も大人気だったこの原作の読者が猛抗議。
非難を浴びた作者は物語の終わり方を渋々変えたのです。

そうして出来上がった結末が、

妖精によってピノキオが蘇生し、様々な冒険を経て、最後は人間になるハッピーエンドとなりました。
めでたし、めでたし?笑

ピノキオの中でも、一際目立つキャラクターが「ジミニー・クリケット」です。
ジミニー・クリケットは、見た目が愛嬌のあるとてもかわいらしいキャラクター。

ところが、デザインされ始めたばかりの頃は、驚くことに想像を絶するほど醜い容姿をしていたのです。
一言で言うと、虫っぽい容姿。

ジミニー・クリケットは当初どれほど虫っぽかったのでしょうか、実際に見てみましょう笑

これが、ジミニークリケットの当初のデザイン。
これはひどいし、醜い笑
ただの昆虫ですね、、、
当然、ウォルトがこのキャラクターにOKは出しませんでした。

まぁまぁよくなりましたね笑
アリとキリギリスに出てきそうですね。
しかし、ウォルトは完璧主義。ここでもOKは出しません。
ウォルトがOKするまでまだまだ改良が加えられます。

最初よりは全然いいですね。
まだ虫感がありますね。
ジミニーって顔はしてませんね笑

かなり理想に近づいています。
ウォルトが納得いくまで何度も何度も作り直すわけですね。
妥協しないところが素晴らしい。

そして、やっと出来ました!
おなじみのこの姿に。
これが、「ジミニー・クリケット」ですね。
始めのデザインと比べると天と地の差があります。
ジミニー・クリケットが出来上がるまでこんなに試行錯誤があったのは知らなかったです。

もし、はじめの昆虫が採用されていたら、、、
間違いなく、ピノキオは名作となっていなかったことでしょう。
ピノキオはウォルトの厳しいチェックがあってこその不朽の名作となったのですね。

個人的に好きなシーンがプレジャー・アイランドでの子供たちがはしゃいでるとこです!
また、ピノキオが住んでる街の雰囲気がヨーロッパ風でいいですよね。

子供のとき、かなり怖いと思ってたシーンがこちら。


子供たちがロバに変えられちゃうシーン。
これは本当に怖かった。。。
ピノキオは逃げられたからいいものの、あの子たちはどうなってしまったのか未だに気になります。
子供を叱るときは「ママの言うこと聞かないと鼻が伸びて”ロバ”になるよ!」で間違いないですね笑

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